2018-09-30

    2018年09月30日(日) かくされた悪を注意深くこばむこと

    ■台風接近中。現在午後1時前だ。曇り空で降雨ない。風もほとんどない。前回の台風21号の時と同じだ。接近してくるまでは何てことのない曇りの日だったが、いきなり暴風雨に変わった。そして、3~4時間ほどで収まった。天気予報の解説を見聞きするに今回も同じようなケースになりそうな気がする。
     しかし今回はちょっと中途半端だ。それは勢力云々の話ではなくて、やってくるタイミングだ。ここらへんにやってくるのはどうやら夕方以降で、それから夜中にかけて通り過ぎていくらしいのだけれど、交通機関はこの昼過ぎ辺りから運転を取りやめていく。JR西日本はそれがもう確定しているみたいだし、私鉄もその可能性が高いと言っている。
     問題は、そうなった後、それがいつ解除になるかということだ。私鉄はおそらくは比較的すぐに解除して、ほぼ通常通りのダイヤに戻るだろうが、問題はJRだ。台風が去って、「もう普通の日じゃん!」と、こちらが思ってもダイヤはすぐには普通の状態に戻らない。
     前回もそうだった。駅に行ってみたら朝からダイヤが乱れていて往生した。今回なんぞは夕方過ぎ辺りから夜中にかけて台風が通り過ぎるようだから、前回以上に翌朝にJRがどういう状態になっているかの見当がつかない。台風の通過状況にもよるだろうが下手すると月曜の朝の時点で動くのかどうかもわからないかも知れない。
     そうなると面倒だ。まだ台風が居座っていて警報なんぞがあれこれ出ている状態であれば交通機関も止まったままで、「出勤断念」とか「出勤停止」とか「会社が休業」とかの判断が、それぞれの立場でやりやすくなるが、中途半端に過ぎ去った後だと、それがなかなか難しい。だから誠に不謹慎な発言になるのだろうが、どうせなら日中にやって来て欲しかった。その方が寝込みを襲われるようなやって来方をされるよりもいいし、何より状況がよく見えるではないか。避難するにしろ夜に動くのよりも日中の方が絶対に動きやすい。だからどうせならそういうタイミングで来襲された方がまだましであったんじゃないかと思うのだけれど、とりあえずはこのままだと週の始めである月曜日の朝から疲れてしまいそうで、それを考えるともう今からウンザリしてしまって、だから「どうせならスパッと『月曜日は休業』というようなことになる方がいいなあ」と怠け者の僕は思っている次第。

    ■昨日の朝刊に載っていた。煙草がまた増税されて、明日からセブンスターが一箱500円になるらしい。他の銘柄も同様で、一箱当たり20~40円ほどの値上げだとか。
     本当に高値になったものだ。一箱1000円というような状況に比べれば、まだその半分なのだろうが、一箱200円代の頃に比べると、もう2倍以上である。そして値段の大半は税金。愛煙者は高い税金を払って国に貢献しているのに、世の中からは受動喫煙だの病気の元だの何だのと諸悪の根源の如く叩かれまくっている。覚醒剤や麻薬と違って国がきちんと合法と認めているものを個人の自由で高い金を払って嗜んているのに、しかも非喫煙者に考慮して、分煙して吸っているのにである。
     僕も今は非喫煙者であるが、かつては喫煙者だった。大昔はところかまわず吸ったものであったがバブルが弾けた頃辺りからは分煙が進み、それなりに周りに気を使って吸ったものだった。煙草を吸うのを止めたのは値段が上がったからではなく単に腸を悪くして3日間ほど検査入院したことがきっかけだった。病院は敷地内全面禁煙だったから吸いたくても吸えなかった。いやそれ以前に病院のベッドに横たえていると吸う気が起こらなかった。その気持ちがそのまま退院後も残り今に至っている。そしてあれほど身近だった煙草の煙も今では横で吸われたりすると「ケムいなあ」と思うようになった。だから僕は喫煙者の気持ちと非喫煙者の気持ちの両方がわかるのだ。
     それを踏まえて書くのだが、以前も一度書いたと思うので簡単に書くが、世の中、受動喫煙の被害のことが毎度毎度大きく取り上げられるが、そんなのに騙されちゃだめだ。確かに煙草の煙の受動喫煙は問題ではあるけれど、それ以上に僕らは違う煙を煙草の煙なんかよりも大量にかつ強制的に受動吸引させられているんだぜ。それが何の煙か、ちょっと考えればすぐにわかると思う。
     煙草の受動喫煙にさらされる確率なんて、それに比べたら微々たるものだ。特に都市部で生活していたら嫌でも知らぬ間にその煙を吸い込んでいる。それがもう当たり前のようになっていて、みんな感覚が麻痺している。そこにメディアが煙草の受動喫煙だのといった悪のイメージを刷り込むから本当の悪が皆の意識から消されてしまっている。

     いくら「クリーンだ」とか「規制をクリア」と宣伝していたって、それが全くの無害になったわけではあるまい。今でも何百万台ものそれが陸上を走りまくってその煙を吐き出し続けて人体に悪影響を与えている。
     法律でどんなに規制をかけたって、物を作っている以上、その場所にある煙突からは煙が出る。そしてその煙には昔と比べてその量は減ったにしろ、間違いなく有害物質が含まれている。そんな煙突が存在する建物が今でも何百棟、何千棟もあって毎日そこから煙を吐き出している。
     これらが吐き出す煙の量は人が吸う煙草が出す煙の量のいったい何倍か?

     断っておくが、僕は煙草の煙が悪くないと言っているのではない。煙草が人間にとって良くないものであるということは認識している。マナーを守らないと周囲に迷惑をかける行為であることも、そのとおりだと思う。だが煙草だけが悪者になっている今の世の中の風潮にはどうにも賛同できない。偶々今は煙草がその対象になっているが、このような現代の「魔女狩り」とも言えそうな風潮が当たり前のように続くとしたら、これから先、何がその対象にされてしまうことやら。
     一番問題なのは、こういったことをメディアなどが一切取り上げないこと。公の機関も煙草の煙の悪さばかりを強調していて、他の要因については一切口にしない。何でもかんでも煙草の煙のせいにしているのを見ると、何かしらがそれを隠れ蓑にして、それで真実を隠蔽しているように見えて仕方がない。


    ■ついでにもう一つ書いておこう。最近テレビのCMなどで、やたらと「人生100年時代」なんてことを見聞きするようになった。主に生命保険業界のそれによく見聞きする。聞きようによっては、この先みんな100歳まで生きるのだと思い込ませようとしているようなものもあるように思える。そうでなくともこの先みんな100歳まで生きる可能性が高いですよと言っているように聞こえるのだが、それは僕だけだろうか。
     ご存知の方もいらっしゃるだろうが現在の日本の平均寿命は男性が約80歳で、女性が約87歳だ。平均なので、それよりも長く生きる人がいれば、それ以下の人もいる。皆が皆この年齢まで生きるわけではない。更にある公的機関が2065年には平均寿命が男性で約84歳、女性が91歳まで延びると推測しているが、その時点でも100歳に満たない。今から50年ほど経ってもそんなレベルだ。なのにどういうわけか殊更に「人生100年」なんてことを強調している。
     確かに、100年を念頭にして考えておけば色々な面で平均年齢をカバーできるのかも知れないが、そんな余裕のある国民がどれくらいいるのか? 厚生労働省が「人生100年時代構想会議」なんてものを打ち出しているが、個人的にはそんな意識を国民に押し付けて、年金保険料の値上げや支給される年金の減額、更には年金支給開始年齢の引き上げを画策しているような気がしてならない。

     僕の勘繰りが単に大きいだけなのかも知れない。だがこれも簡単に鵜呑みにしてはいけないものだと、僕にはそう思えて仕方がないのだ。
     僕はこの世の歴史は、ある意味「支配者が被支配者を搾取してきた歴史」だと思っている。うまく被支配者を搾取できれば、その時代は長く続く。例えば江戸時代なんて、その象徴たるものだ。中身は違えど昭和、平成も実はそうだと思うし、これからはその傾向がもっと大きくなるだろう。しかもやり方が更に巧妙になってだ。

     僕が好きな歌の中に、小室等が歌う「いま 生きているということ」というものがある。谷川俊太郎が書いた「生きる」という詩に曲をつけたものだが、その中に次のような一節がある。

    「かくされた悪を注意深くこばむこと」

     18歳の頃だったか、初めてこの歌を聴いた時から僕の人生の教訓の一つにもなっているこの一節。非常に残念だが、今のところやはり死ぬまでこれを忘れられそうにない。


    ■今テレビで、台風の影響で山手線が20:00頃~終日、運転を見合わせるというテロップが流れた。大阪の在来線が止まってもテロップに流れないのに東京のことだと流れるんだね。
     オリンピックのことといい、この国はどこまで東京一極集中なんやろう。


    ■午後4時50分追記。
     
     次第に雨風が強くなってきた。台風が近くまでやってきている。
     
     みなさん、ご用心を!!
     

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