2018-03-04

    2018年3月4日(日) イメージ先行CMが嫌い

    ■最近、どうにもコマーシャルというものに嫌悪感を抱くことが多くなってきた。特に実体とかけ離れたイメージを前面に押し出した演出をしているコマーシャルに対するそれが甚だ顕著である。
     よく目にするものを挙げるとコンビニ系の弁当や総菜系のコマーシャルだ。これには必ずと言っていいほど材料を美味しく調理している様が添えられる。炭火で焼いているイメージや網で一つずつ焼いている、鉄板で肉汁が染み出ているなど、それは様々である。しかし、かつて某コンビニ系の弁当工場で様々な弁当のおかずを調理する現場にいた僕から言わせれば、あれはまったくの出鱈目、いや、はっきり言って大嘘である。例えば幕の内弁当等に入っている焼き魚といった具材などは網でなんか焼かない。実体は専用紙を敷いた鉄板の上に25~50切れ単位で切り身を並べて巨大オーブンの中を通す。焼きあがったそれらは金属製の入れ物に入れられた後、他の調理済み具材が入った同じような金属製の入れ物と一緒に真空冷却機に入れて急速冷却する。そしてその冷却後の具材が実際の弁当の中に収められるのだ。網で焼いてそれを弁当箱に入れるというような普通の家庭で作られるようなやり方などほぼしていない。24時間3交代でひたすら大量に作り続ける弁当やそのための具材類に、はっきり言って手間など全くと言っていいほどかけていないのが実際のところだ。それをあんなイメージで見せつけられると、僕なんかははっきり言って虫唾が走るのだ。
     もう一つは某N〇T〇日本のコマーシャルだ。これは毎朝出かける間際頃に流れるから余計に虫唾が走る。バリバリのイメージ先行CMの極みである。例えば最近なんかだと、ある会社のPCがウィルスに侵されるのだが、それをサポートセンターが検知して、その会社に連絡するというものが主に流されているのだけれど、これがまた実際を経験したことがある僕から見ると、もう「虫唾が走る」だらけなのだ。

     どこのサポートが社長に直接連絡するねん!
     どこのどいつがすぐに来るねん!
     どこのどいつが業者に「ありがとう、助かったよ」なんて言うねん!
     何より、どこの業者が先に連絡してくるねん! すべてとは言わんが業者が連絡してくるのは、たいていの場合、現場で騒ぎになってからだ。

     この会社のCMは以前からそうなのだけれど、非常に高い割合でイメージ主導型だ。CMで流れているような情景なら確かにいいもんだと思う。しかしあの情景を期待して頼んだりしたら、とんでもない目に遭うこと必至だ。
     あのCMに限った話ではないが、CMに出ている人間たちは、そのほとんどが「CMタレント」と呼ばれている「俳優やらタレント」を目指している人達である。そして家族に見えて実際は皆赤の他人だ。夫婦のように見えても、そのふりをしている。子供、更には赤ん坊であっても同じだ。犬や猫もそういう事務所に所属している。赤ん坊や動物をも含めた赤の他人たちが家族や夫婦、親子、飼い主とペット、職場における上司と部下、同僚などなどすべての人間関係を装っているだけであり、それを我々は無理やり見せられ、イメージであるという断りもされないまま(もしくは画面の隅に、ちい~さな文字で1秒にも満たない時間で告知されている中)、さも本物の人間関係であるかのように思わされるのである。

     こんなことを気にしてCMを観ている人間なんて僕くらいかも知れない。もし同じように感じている人がいたとしても、それはたぶん少数なのであろう。だが僕はそうやって意識の中に無意識に刷り込まれてしまうような、今のCMのイメージ前面押し出しのやり方が本当に嫌いだ。これって少々違うが、日本で禁止されている「サブリミナル」効果を用いた手法と同類のように思えてならない。それに関する論理的な説明を僕はうまく書けないのだけれど、つい最近見た某健康化粧品会社のCMに出てきた女性に対して、どこかで見たことがある(笑みを浮かべた)口元だと思い、いったい何で見たのかと必死に考え、その女性が、あの某N〇T〇日本の、以前のCMに出演していた女性であり、かつ、その口元に浮かんでいるのが同じような(作られた)笑みであると気づいて「アンタもやっぱりしょせんはただのCMタレなんやな。わかってたことやけどな」と無性に腹が立った、と書くと少しは説明になるかも知れん。

     そんなこんなで僕は今、民放で流されるすべてのCMに対して多かれ少なかれ嫌悪感というものを抱くようになってしまった。でも昔はこんなことはなかった。CM自体がイメージ戦略に偏っていなかったから、だからCMはCMだと割り切れて観ることができたのだと思う。
     でも今のCMは違うと思う。見ようによっては詐欺だと思えるようなものもあるが、往々にして作り手は「演出」という言葉を持ち出す。まるでそれが免罪符であるかのようにだ。「CM上の演出です」と告知する良心的なものもあるが、受け止め方は受け止め側の責任だと言わんばかりのものも多い。だからだろうか、昔のような良作と思えるCMを最近はとんと見なくなった。これもテレビがつまらなくなった理由の一つだろうと僕は思っている。

     以前も同じようなことを書いたが、またまた書き残しておこう。

     北大路欣也が実際にくら寿司に行ってシャリカレーを食べて、「なんだ、これはああ」なんて仰々しく独りごちる姿なんて想像できるかよ。

     松本白鸚や内田有紀がソニー損保に入っているとは思えない。

     竹中直人がSMBCモビットのようなカードローンを利用しているわけがない。

     TOKIOが普段スズキのソリオのような軽自動車に乗るか、ふつう?

     吉田羊が日々エプソンのプリンターのインクの容量なんかを気にしていたらビックリだ。

     松山ケンイチがリクルートスタッフィングのCMに出ているからと言って派遣社員のことを理解しているとは考えられん。

     宮崎あおいがリクナビで転職するわけがない。

     ビッグモーターに行けば佐藤隆太がいると思ったら大間違いだ。

     斉藤工は「仕事探しはインディード」と毎日しつこく言っているが、だからと言って仕事探しなんかしていないだろう。
     もちろん柳楽優弥だって「フフフフーンに入ろかな」としつこくつぶやきつつもWOWWOWに加入しているかどうか怪しいものだ。


    ■先ほどテレビで宣伝があった。
     今年も「R-1グランプリ」ってやるんだね。

     さて今年はどんな「裸芸人」がグランプリを取るんだろうね。

    「R-1グランプリ」の「R」は「落語」を意味するものだったと聞く。元々は座布団に座って漫談をすることが決まりだったらしいが、2回目からはその規定がなくなって「一人芸で誰が一番おもしろいかを決める大会」になったそうだが、いっそのこと「裸芸大会」にすればいい。そしてタイトルも「R-1グランプリ」じゃなくて「H-1グランプリ」にすればいい。たぶん僕は今年も観ないと思うけどね。

     
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    いくたしば いたる 
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    今も現役のSE&PG。
    好き勝手なことを書いています。
    望んでいるのは結局穏やかな暮らしなのでしょう。

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